こんにちは。賃貸歴15年のかるがもです。
賃貸物件に住み始めてみて、「なんか違うな…」「物件選びに失敗した…」と思った経験はありませんか?
わたしはあります。
内見のときより家が汚かったです…
わたしのように、思ったより家が汚かったり部屋が狭かったり、あるいは隣人の騒音に耐えられない、なんていうケースもあるでしょう。
そんなとき、借りたばかりの家から別の物件へすぐに引っ越すことはできるのでしょうか?
今回は、この疑問について徹底的に解説していきます。
また、対処法や注意点についても、あわせてお伝えしたいと思います。
わたしは不動産業務の実務経験こそありませんが、宅建士の試験には合格しているので、少しはお役に立てるはず!
ぜひ最後までお付き合いください。
今すぐ引っ越したい!と思ったら…
では、早速本題に入りましょう。
「物件選びに失敗したから今すぐ引っ越したい」というのは可能なのでしょうか?
結論から申し上げると、「可能な場合が多い」です。
まず、賃貸物件の契約形態はほとんどが「普通借家契約」になっているはずです。
たまに「定期借家契約」という、契約期間満了とともに物件を明け渡さなければならない契約形態がありますが、これはほとんど無いかなと思います。
全体の95%ぐらいは普通借家契約のようです。
一応、両者の違いを表にまとめたので参考までに載せておきます。
普通借家契約 | 定期借家契約 | |
---|---|---|
契約期間 | 1年以上 (2年が多い) | 1年未満でもOK |
契約更新 | 正当事由がない限り更新 | 期間満了により終了し、更新がない (ただし、再契約は可能) |
中途解約の可否 | 中途解約に関する特約があれば その定めに従う | ・床面積200㎡未満の居住用建物でやむを得ない 事情がある場合は、借主からの中途解約は可能 ・中途解約に関する特約があればその定めに従う |
この表にもありますが、ほとんどの人が交わしているであろう「普通借家契約」の場合、中途解約は「特約の定めに従う」ことになっています。
ここで、あなたが今の家を借りたときに交わした「賃貸借契約書」を見てみてください。
そこには契約期間や賃料のほか、細々したことが書かれているかと思います。
その中に、「中途解約」に関する項目が含まれているのではないでしょうか?
参考に、わが家の契約書をお見せしますね。
このように、いつまでに、どのような方法で申し入れをすれば解約できるかが契約書に書いてあります。
なので、あなたが「こんな物件、もう引っ越したい!」と思ったら、まずは契約書を確認してみましょう。
基本的にはわが家のように、退去予定の1~2ヶ月前に管理会社に申し出れば解約できる場合が多いと思われます。
という訳で、冒頭でお伝えしたとおり「物件選びに失敗したから今すぐ引っ越したい」というのは、「退去の1ヶ月前ぐらいなら可能」ということになります。
ただし、契約によっては「契約期間途中での解約は違約金が発生する」などといった内容になっている可能性もありますので、注意が必要です!
物件選びで失敗しないために。気を付けるべき5つのポイント
ここからは、新しい物件探しに失敗しないために気をつけたい5つのポイントについて解説したいと思います。
具体的には、以下のとおりです。
それでは、順番に見ていきましょう。
①家賃の上限額
まず、家賃の上限額はあらかじめ決めておいた方がいいでしょう。
家賃は固定費の中でも一番大きな金額を占めます。
基本的に、家賃は上がることはあっても下げることは困難です。
入居後に「やっぱり支払いがきついかも…」とならないように、家賃はあらかじめ決めておいた金額の範囲内に必ず収めるようにしましょう。
ちなみに、一般的に家賃は収入の3分の1が目安となります。
ただ、エリアによって家賃相場が異なるので一概には言えません。
でも、物件選びをしていると、どんどん魅力的な家が見つかったりするんですよね。
しかも家賃オーバーの。
なので、最初の設定額を低めにしておいて、ちょっと上がっても大丈夫なぐらいに決めておくといいかもしれませんね。
②立地
立地でもっとも重視すべきは、通勤・通学の利便性です。
通勤・通学の時間が長いと、疲れて仕事や勉強に集中できなくなります。
また、プライベートの時間も削られてしまうため、QOL(=生活の質)も低下します。
悪影響が大きいね。
引っ越し先には、職場や学校の周辺、あるいは駅やバス停から近いところが候補となるでしょう。
通勤・通学は毎日繰り返さなければならないものです。
少しでも快適な生活を送るために、通勤・通学の時間は最小限にしましょう。
また、治安の良さが気になるという方もいらっしゃるかと思います。
その場合、一度気になる物件の周辺を散策してみるとよいでしょう。
そこで見ていただきたいのが「ゴミステーション」です。
ゴミステーションが綺麗に管理されているエリアは、自治会がしっかり掃除してくれている≒地域の繋がりが比較的強いと考えられます。
わたしの経験上、そういうエリアの方が治安は圧倒的に良いです。
治安面が気になる方は、ぜひこの方法を試してみてください!
③間取り、広さ
間取りや広さは、自分のライフスタイルに合ったものかどうかが重要です。
間取りというのは、「1K」や「2LDK」と表記される、部屋の配置のことです。
(間取りについて詳しくはこちらをご参照ください→間取り by SUUMO)
ひとり暮らしなのか、家族で住むのか、ペットを飼うのかによって、必要な間取りや広さは変わってきます。
部屋が広すぎても、スペースを持て余したり掃除が大変だったりします。
逆に部屋が狭すぎると、荷物が置けなかったり窮屈さを感じたりすることもあります。
過ぎたるは及ばざるがごとし、です。
たとえば、ひとり暮らしなら間取りは1Kや1LDK、家族で住むなら2LDKや3LDKがいいでしょう。
また、同じ間取りでも広さ(面積)は物件によって異なりますので、その点もチェックが必要です。
繰り返しになりますが、同居する人数や生活スタイルによって最適な間取りと広さは異なります。
快適に生活できるよう、自分に合った間取りと広さの部屋を選ぶことが大切です。
④設備
部屋の設備も、引っ越し先を決めるための大事な要素です。
設備の充実度で、気持ちよく生活できるかが決まりますよね。
以下に、設備面でチェックするべきところを書き出してみます。
でも、内見のときにちゃんと見たのに、実際入居してみたら「なんか違くない?」ってこと、結構ありませんか?
浴槽が汚かったり、トイレが汚れているとか…
「賃貸あるある」かもしれません。
こういった場合の対処法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
⑤引っ越し費用
最後は引っ越し費用です。
物件選びと直接関係はないかもしれませんが、引っ越しを安く済ませられれば、新居の準備資金に多く回すことができるので重要な要素と言えます。
引っ越し料金は高いからね…!
ただ、引っ越し業者によって料金やサービスは異なります。
より良い業者を見つけるためには、複数社から見積もりをとって比較すると良いでしょう。
引っ越しの見積もりをとるなら、一括見積もりサービスを利用するのがおすすめです。
一度で複数の業者を比較することができるので、安くて自分に合ったところがすぐに見つかります。
一括見積もりサービスを提供しているサイトの2大巨頭と言えば「引越し侍」と「SUUMO」です。
こちらの記事では、この2サイトを徹底比較していますので、あわせて参考にしてみてください。
物件選びは情報が豊富なサイトを利用しよう
最後に、賃貸物件を探すなら、とにかく掲載されている物件数が多い情報サイトを利用しましょう。
やはり、選択肢は多いに越したことはありません。
数ある検索サイトの中でも、わたしのおすすめは約400万件の物件掲載数を誇る”DOOR賃貸”です。
DOOR賃貸なら、SUUMOやLIFULLなど人気サイトの物件をまとめて掲載しているので、お部屋探しがこれだけで済みます。
物件数がとにかく多いので、希望の条件に合致したお部屋を見つけやすいと思います。
また、入居決定で最大10万円もらえるチャンスがあるのも特徴的。
ぜひDOOR賃貸であなたにぴったりの物件を見つけてみてください。
→お祝い金最大10万円がもらえる賃貸情報サイト【DOOR賃貸】
まとめ
今回は「賃貸物件選びに失敗したら、すぐに引越すことは可能か?」と言う点について解説しました。
再度要点をまとめます。
さて、この記事ではすぐに引っ越すことが可能かどうかについてお伝えしましたが、実際引っ越すのって結構大変だし面倒ですよね。
そこで、以下の記事では引っ越しで使えるライフハックをご紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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